ダブリンでの滞在中のうち、1日はThe Celtic tourという現地発着の1dayツアーに参加。
タラの丘、トリム城、ドロヘダの街、Loughcrew、モナスターボイスを巡り、ケルトの歴史見聞を深めるというもの。
歴史見聞なんて言うと大げさだけど、ココアは、大好きな小説「風と共に去りぬ」に出てくる架空の農園「タラ」の由来となった、「タラの丘」を見てみたい!というのが目的である。
まずは、ここMolly Malone Statue前で待ち合わせ。ツアー待ち合わせの定番スポットなのか、それなりにたくさんの人がこのあたりをウロウロしていた。
入れ替わりでスタッフが現れては参加者を呼びかけ、ココアたちのツアーもほぼ時刻どおりにそれっぽい人が来て招集をかけていた。
参加者は全部で10人ほどで、アットホームな感じ。見た感じ20歳前後くらいの方が多く、少し話をした限りだと、半分以上がオーストラリア人だった。北半球が真冬だったので、オーストラリアは夏休みだったのかしら。
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さて、待ち合わせ場所からバスで1時間ほど。
巡る順番は混雑状況や天候などによって変わるらしいが、この日はタラの丘からだった。牧場の入り口のような門をくぐり、中へと進む。
のどかな草原がどこまでも広がる。どんよりした雲も、少しずつ晴れてきた。
丘に入り、はじめに見えるのはSt.Patrick像。ケルト特有の宗教が信仰されていたこの地より、キリスト教を布教したといわれる聖人らしい。
近くにSt.Partricにちなんだ教会もあるので、後ほど少しだけ紹介する。
ひたすら丘を上がって行く。なだらかな傾斜なので、息が切れるような感じではないが、それなりに防寒対策をしたにも関わらず、死ぬほど寒かったのと、地面がぬかるんでいたので、歩きにくかった。
しばらく進み、まずは捕虜の墓と呼ばれる場所にたどり着く。
中を覗くと石に何かが書かれている。祈りの言葉やマークかな。ガイドさんが説明してくれていたけれど、カメラを設定していて聞き逃してしまった。
頂上にたどり着くと、有名な立石がある。王族の儀式が行われた神聖な場所らしい。
この近くは、よく見るとサークル状の起伏となっている。
この写真は入り口にあった案内板だけど、ちょうどこんな感じらしい。このサークル状の起伏は、ケルトの文化において深い意味があるのだとか。
また、頂上付近からは街を一望することができる。
古代よりタラの丘からはアイルランド全土を見渡すことができると言われているらしく、確かに地平線まで遮るものなく見渡せる。
ちなみに、ギリシャのパルテノン神殿も丘の頂上にあって、街を一望することができたけれど、タラの丘は繁栄の跡がパルテノン神殿ほどあからさまではなく、大自然という神秘のベールに包まれていて、もっとスピリチュアルな印象である。
既に訪れたことのある知り合いは「本当に何もない、ただの丘だよ」と言っていて、写真を見ていれば分かるかもしれないけれど、それは確かにその通り。ただ、もうこれは、ロマンだね。この丘や、丘にまつわるエピソードに、ロマンを感じるかが全てなのだと思った。
ココアはロマンを感じた派(☆゚∀゚)
帰りは、冒頭の像近くにある、St. Patrick教会に立ち寄った。
中はクローズしていたので見れなかったけれど、趣きのある教会だった。
見学が終わると、駐車場近くのカフェ兼ギフトショップへ。外があまりにも寒かったので、さっき話したオーストラリア人の女の子たちが、震えながらホットティーを注文していた。
ギフトショップも可愛いものがたくさんあったし、カフェのスイーツも美味しそうだったな♪