真っ暗闇の中で三ツ星の味が楽しめるレストラン。

もう10年以上前の話だが、Dialog in the Darkという暗闇体験をしてみて結構面白かったので、こちらの暗闇レストランにも前々から興味があった。

お店の外観

場所は、ラッフルズやマリオットなどがあるEsplanade駅から徒歩10〜15分くらい。アラビアン・ストリートのあるBugis駅の方がもう少し近い。

お店の外観

独特のエレガントな入り口なので、すぐに分かった。まわりにはおしゃれな雑貨屋さんなどもあるので、早めに到着したら立ち寄ってもいいかも。

コースの前に

さて、予約の時間に訪れると、まずは1階のバーに案内され、飲み物のメニューを渡される。ココアも連れも、お酒は大好きだがあまり飲めないため、モクテル・ペアリング(ノンアルコールカクテルのお任せ3種)をチョイス。お食事はコース料理1種類のみだが、予約の際に苦手な食材やアレルギーなどを伝えておけば考慮してもらえる。

ちなみに予約は、公式サイトからインターネットで簡単にできる。

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荷物をロッカーに入れ、準備を済ませたらスタッフの方と一緒に2階へ。カメラやスマホなどはもちろんのこと、アクセサリーなども、暗闇では見つけることが難しいため、落とす可能性のあるものは全てロッカーに入れることをオススメされた。

さて、コースのスタート。

コースは大きく分けて、前菜、メイン、デザートの3パートから構成されている。それぞれ4種類ずつのお料理が小皿に盛りつけられており、それぞれの小皿が円になるように配置されている。4種類のお料理は、手前から時計回りに食べる。

お料理は、一例として、生ハムメロンやステーキなどの王道フレンチから、バジルのババロアなどの変わり種まで様々な種類のものが提供された。(このページの一番最後に、白文字で書いておくので、ネタバレOKな方のみ見てくださいね。)

お食事中は、とにかくこれ何??何??何??と、ひたすらクンクンしながらひとくちずつ口に運んだ。明かりがついていたらとても人様にお見せできないような食べ方をしていた気がする。

コースが全て終わると、最初に案内された1階の席へ。他のグループの方々と一緒に答え合わせする。

ココアの場合、、、メインはほとんど分かったが、デザートは結構難しかった。食べたことのないフルーツなどが添えられていたというのもあると思う。 結論としては、食べたことのあるものはだいたい分かるが、あまり馴染みのないものは全く分からないということで、もっといろいろなお料理を食べることで舌が肥えていくのかしら。。。と思った。

また、お料理から話題が少し逸れるが、この時に一緒に答え合わせをしたシンガポール人の方々と、会話を楽しむことができた。今回、ホテルやお店などでのやりとりを除いて、唯一現地の方々とお話するチャンスだったので楽しかった♪

最後に全体的な感想を。
予約時のやりとりから、当日までとても親切で感じの良いお店だった。お味も美味しかったし大満足。

また、これはココアだけかもしれないが、、、お食事は全て、やけどしない程度のちょうど良い温かさで出てくる。この温度加減が絶妙で、猫舌代表としてはかなり嬉しかった。(料理はアツアツじゃなきゃという方にとっては微妙なのかもしれないが)

ただ、一緒に行く人は確実に選ぶ。当然ながら、何も見えないため、他のレストランのようにスムーズに食べることができない場面もあるからだ。お食事というよりは、やはり暗闇というエンターテイメントを楽しむ感覚で行かないと難しそうだ。

さて、下記に白文字でメニューのネタバレを書いておいた。ネタバレOKの人だけ見てね!

◆前菜
・シーザーサラダ(クルトン、ルッコラなど)
・帆立のトリュフクリーム
・生ハムメロン
・炙りフォアグラ

◆ メイン
・和牛のステーキ、ポテト添え
・鴨のお料理(どんな味付けだったかは記憶が、、、)
・タラの和風仕立て、サーモンと豚肉のスモーク、きのこ、枝豆添え
・韓国風豚肉とニンニクの芽炒め

◆デザート
・きゅうりのフローズンヨーグルト添え
・フォンダンショコラ、何かのフルーツ添え
・バジルのババロア、チェリー添え
・ベイリーズムース、焦がしキャラメルバナナとクランブル添え

個人的に、全て美味しかったけれども、メインは和牛のステーキが、デザートはベイリーズムースが特に好みだった♪ これはハズレ、、、というのは特になかった。

答え合わせの際に、それぞれのパートで一番美味しかったメニューを聞かれたのだが、案外好みがバラバラで偏っていなかった。