ボローニャの中心部 マッジョーレ広場と市庁舎

ヨーロッパの都市はたいてい、市庁舎を中心に栄えている。ここボローニャも例に漏れず、市庁舎とその目の前にあるマッジョーレ広場が、一番の中心地となっている。

マッジョーレ広場の様子。右側の建物が市庁舎。休日だったというのもあってか、たくさんの人で賑わっており、これまでに訪れた他の主要観光地と同様、ミリタリーの方々も常駐していた。

また、市庁舎と向かい合うように建っているのは、ポデスタ館。神聖ローマ帝国との戦いの歴史が刻まれた場所だそう。

マッジョーレ広場から、脇道に目を向けると、こんな感じの美しい街並み♪

レストランなどが立ち並び、この辺りも広場から途切れることなく、たくさんの人で賑わっていた。

サン・ペトロニオ聖堂

そして、マッジョーレ広場に面したもうひとつの主要な建物、サン・ペトロニオ聖堂。

外観はとても変わった感じ。。。下の方はフィレンツェのドゥオーモと同じ、イタリアンゴシック?にも見えるし、上の方は至ってシンプルで、もっと古い時代のような、後から取ってつけたような不思議な構造になっている。

一応、ゴシック建築という括りらしい。

後から調べたところによると、14世紀から17世紀に建設されてから、実は未だ未完成なのだとか。

中に入ってみると、入場は無料だったけれど、写真などの撮影には2ユーロが必要。撮影をしたい場合には、教会ショップ(写真の柵のところ)にて、腕章を購入する。

ちなみに、撮影に関しては結構厳しく、腕章がきちんと見えていない状態でカメラやスマホを出すと、司教さん?のような方に、撮影は有料だと注意される。

ココアは手首のところに腕章をつけていたのだけど、長袖で見えなかったので、3回ほど、全て別の方に注意されたw 腕章を出したら、即座にOKと言ってもらえたけど。

そんな感じで、撮影した正面の様子。

外観は不思議な姿をしていたけれど、中は典型的なゴシック建築で、美しいアーチ状の構造。ブラウン系をベースとした暖かい配色で、フロアもシンプルな六角形の模様だった。

祭壇は美しく、実はこの祭壇の装飾?彫刻?も有名な作品みたい。

祭壇付近から入り口側を向くと、装飾やステンドグラスなどもなく、かなりシンプルな教会にも見える。

真ん中はひたすら椅子が並んでいたけれど、脇にはステンドグラスやアート、宗教的なオブジェなどが並んでいた。

実は、ステンドグラスなどは、あったりなかったりと未完成っぽさが伝わってくる感じなのだけど、

ここだけは、とにかく圧巻。美しいステンドグラスと、その周りは、ビッシリとフレスコ画で飾られている。

恐らくこのゾーンが、サン・ペトロニオ聖堂で一番有名な、ボログニーニ家(ボローニャの有力者)の礼拝堂なのではないかと思う。

マッジョーレ広場付近は、他にも見どころが満載

他にも、マッジョーレ広場には歴史的な建物や博物館が、ズラリと並んでいて、見応えがありそうな感じだった。時間があれば、もう少しいろいろ見て周りたかったかな。そんな感じ。