ヴェローナは、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台として有名な街。ということで、今回はロミオとジュリエットの家が実在するとのことなので、訪問してみた。

ジュリエット(ジュリエッタ)の家

エルベ広場から2ブロックほど、エルベ広場と同じカッペッロ通り沿いにジュリエットの家が存在する。

こちらは中庭への入り口。

戯曲の書かれた英語では「ジュリエット」、舞台となったイタリア語では「ジュリエッタ」らしい。現地では「ジュリエッタ」と表記されている。

通りに面した建物はこんな感じ。

名門一族の家なので、もっと大きなお屋敷を想像していたけれど、案外こじんまりとしている。場所的には、ヴェローナの中では超一等地だから、土地代が高いのかしら。。。なんて、ロマンスの場所なのに、夢を壊すようなことを考えていた( ̄▽ ̄;)

ちなみに、入り口横はお土産屋さん。ここジュリエットの家は、恋愛のパワースポット的な位置付けらしく、それにちなんだグッズが売られていた。

入り口から中庭に向かうと、中庭に通じる道の壁には、たくさんの落書き。。。いえ、願いを込めた書き込みがあった。今はどうやら、書き込みはNGみたい。

中庭には、ジュリエッタの像。左胸に触ると幸福になれると言われているらしく、左胸に触りながら写真を撮影している方も多かったけど。。。

人によっては、絵的に気になるようで。。。w ファミリー層などは、銅像と並んで、普通に撮影していた。

ジュリエットの像から右上を見上げると、「おお、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?」で有名なバルコニーがある。

このバルコニーへは有料で入ることができるらしく、日によっては、カップルの名撮影場所になっているみたいだけど、ココアの訪れた日は、グループやファミリーが多く、特に利用している方はいなかった。ココアたちも含め、ほとんどの方は、無料の中庭だけで満足していたみたい。

ちなみに、後から、時間帯によっては激混みだったという話を聞いた。ココアが訪れた午前中は、常時2-3組という感じだったので、狙い目かもしれない。

ロミオ(ロメオ)の家

さて、ジュリエットの家から離れ、約2-3分ほど歩くと、今度はロミオの家に到着する。

ロミオとジュリエットって、カナリのご近所同士さんだったのねw

ロミオの家の方がなんとなくお城っぽい造りで、名門一族の家!って感じがする(・∀・)♪

ただ、ロミオの家は私有地らしく、ジュリエットの家のように、中に入ることはできないらしい。一応、入り口に「ロミオの家」という看板があるので、外観を眺めて、写真を撮って楽しませていただいた。

ロミオとジュリエットの家は何の家?

ロミオとジュリエットの家を訪れてみて、ひとつだけ疑問だったのは、フィクションであるロミオとジュリエットの家がなぜ実在するのか。一体、何の家なんだろう。映画のロケ地か何かなのかしら?それとも、モデルとなった実在する人物の家?

そう思って調べてみたところ、少なくともジュリエットの家の方は、実在したモデルの、カプレーティ家(カッペレッティ家?)の家みたい。なるほどー。

2010年公開の映画「ジュリエットからの手紙」の舞台にもなったらしく、そういえばココアも、いつしかの飛行機の中で見た記憶がある。映画の中では、「ジュリエットの家」という観光地として登場するのだけど、あれはこの「ジュリエットの家」のことで、ヴェローナが舞台だったのか。

映画の内容自体はざっくり覚えているけれど、ジュリエットの家や、ヴェローナの街のことについては、あまり記憶がない。イタリアのどこかの街、というぼんやりとしたイメージ。。。

心温まる良い映画だった気がするので、また改めて見てみようと思う。