フィレンツェのドゥオーモも有名だけど、ミラノのドゥオーモも負けず劣らず有名である。
ということで、ココアは教会巡りが大好きなので、当然のことながらミラノ大聖堂(ミラノのドゥオーモ)にも訪れた。
ミラノ大聖堂の外観
地下鉄ドゥオーモ駅はその名の通り、大聖堂を訪れる人のために作られたような駅。出口からは迷うことなく、ミラノ大聖堂にたどり着くことができる。
大聖堂の外観はこんな感じ。ファサード(正面)はとても有名だけど、実際に自分の目で見て、改めて感動。スケールが大きくて、美しい.。゚+.(・∀・)゚+.゚
大聖堂の目の前は広場になっていて、結構広いので、かなり離れた場所からファサードを撮影することもできるのだけど、それでも普通のカメラじゃ、一枚の写真に収まらない!!それくらい巨大なのだ。
そんな美しく巨大なミラノ大聖堂の建設が開始されたのは、14世紀(1386年)にまで遡る。翌年の1387年に、ミラノの大司教とヴィスコンティ公によってヴェネランダ・ファッブリカ(大聖堂を維持するための組織)が創設されたものの、長い間完成されずにいたらしい。ファサードがデザインされたのは、16世紀末頃で、大聖堂が完成したのは、19世紀ナポレオンの時代。イタリアを侵略したナポレオンが、フランスのお金でこの大聖堂を完成させたとのこと。
そういや、フィレンツェのピッティ宮殿にもナポレオン支配の時代があったし、月並みだけど、改めてナポレオンってすごいのねw(゚o゚)w オオー!
第二次世界大戦では、損傷はあったものの、破壊は免れたとのこと。大まかには20世紀中に修復されたみたいだけど、細かな部分などは今でも修復は続いているようである。
ちなみに、建築には、サン・ピエトロ大聖堂や、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会などを設計したルネサンスの建築家ドナト・ブラマンテも携わっているのだとか。
さて、ファサードを堪能したら、側面や裏側なども含めて、じっくりと見て周る。よく見ると、壁の彫刻がひとつひとつ違って興味深い。
建築様式は、ゴシック様式。他のゴシック様式の大聖堂と比べて、尖塔の数がとても多い。これもよく見ると、尖塔の先に小さな像が乗っていて、ひとつひとつ違うらしい。
すごい。。。手が込んでるなあ。。。
大聖堂周辺の様子
大聖堂正面の目の前は、こんな感じで広場になっている。
正面の騎馬像は、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世。1861年にイタリア統一によってできた、イタリア王国の初代国王のもの。
周りには宮殿などの建物があり、
東京ディズニーランドのワールドバザールのモデルになったと言われる、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアがある。
ココアは高級ブランド街でのお買い物は特にする予定がなかったので、ガッレリアはスキップさせていただいたのだけど、実はガラス天井のアーケードが美しいと後から知って、ショックを受ける。チラっとでも見ておけば良かった。。。
WEBやSNSに公開されている写真を見る限り、とても素敵そうな雰囲気なので、次にドゥオーモを訪れる際はぜひ立ち寄りたい。
ちなみに余談だけど、ドゥオーモ広場にいた鳩さんは、人間よりも明らかに多かった。すごい数。。。
中は、アーチとステンドグラスが美しかった
外観をじっくり眺めた後は、大聖堂の中へ。拝観料金は3ユーロ。ココアは屋上のチケットと一緒になっている、17ユーロのチケットを購入。他の観光地と同様、入り口で荷物検査を受けて中に入る。
まずは、後方から祭壇を眺める。大聖堂が大きすぎて、祭壇が遠い。。。w
それから、ゴシック様式特有の、アーチ型の柱と天井。とても美しく作られている(*´Д`*)
外側の尖塔の先に聖人の像があることは有名だけど、中にも柱の上部や壁など、至るところに聖人と思われる像がある。一体、全部で何体あるのだろう。
祭壇に近づくと、美しいパイプオルガンが2台並んでいる。素敵(´∀`*)
それから、大聖堂中に飾られているステンドグラスも、とっても素敵で。。。(*´Д`*)
写真では伝わりづらいのだけど、スケールも大きく、数も多く、デザインも繊細かつ、色使いがとっても美しい。。。(*´Д`*) これは必見かも。
彫刻も、美しくて迫力のあるものがたくさん。ここにもまた、聖人と思われる像がチラホラとあった。
フィレンツェのドゥオーモはゴシック(ネオ・ゴシック)主体でありながらも、ルネサンスの色が濃く個性的な感じだったけど、ミラノのドゥオーモは洗練されたゴシックという感じで、雰囲気は全く違う。どちらも見応えがあって、どちらも良かった。他にも、フィレンツェのドゥオーモと同様、ドゥオーモ博物館や、地下に大聖堂の基礎となったサンタ・テクラ教会跡があるようだった。
次回は、屋上について綴る予定。